宝石珊瑚(本珊瑚)の取扱いスタートしました。
「宝石珊瑚(本珊瑚)」の取扱いをスタートしました。
え? 今までも「珊瑚」あったじゃん? と思う方もいるかもしれません。しかし、以前から扱っている「珊瑚」と今回取り扱いをスタートした「宝石珊瑚」と呼ばれる「珊瑚」は分類も生体も異なります。簡単ですが違いを以下に記載します。
◆珊瑚(一般的にアクセサリー業界で流通している珊瑚)
・ウミカラマツの仲間(六放サンゴ亜綱)
イソバナやトクサンゴの仲間(八放サンゴ亜綱)
・水深数十メートルの比較的浅いところに生息。
・早いもので年間に7〜8cm成長する。
・赤やピンクなどに染色されていることがほとんど。
◆本珊瑚(上記の珊瑚と区別するために、一般的には本珊瑚や宝石珊瑚と呼ばれています)
・八放珊瑚
・地中海産ベニサンゴ
日本及び台湾近海のアカサンゴ、モモイロサンゴ、シロサンゴ、深海サンゴなど。
・深海100メートル〜1500メートルに生息。
・1年で数ミリ以下の成長。
・天然の色味。
「宝石」と呼ばれるくらいですから、アクセサリーというよりはジュエリーのカテゴリになるので、一般のアクセサリー屋さんではほとんど見かけることはなく、あくまで珊瑚の専門店や宝石屋さんでの取扱いになります。
では、なぜJUZUSUKE®で「宝石珊瑚(本珊瑚)」を扱うのか。以前から一部のお客様から宝石珊瑚のリクエストが多かったこと、そして、価値ある素材を求めて行くと、どうしても珊瑚に行き着いてしまうこと。また、珊瑚は生物が作り出す数少ない宝石のひとつであり、日本が世界に誇れる大変貴重な資源、そんな「珊瑚」を使って作品を作ってみたいと思ったからです。
珊瑚本来の魅力を楽しんでもらえるようなシンプルなアイテムはもちろんのこと、アンティークビーズや天然石と合わせて、JUZUSUKE®でしか表現できないようなアイテムも提案していきたいと思います。
日本が世界に誇る「赤珊瑚」/ 「血赤珊瑚」
ピンクとシロの優しいグラデーション「深海珊瑚」
幅広い色調で楽しめる「モモイロサンゴ」。 奥は深海サンゴ。
しかし、珊瑚は本当に奥が深いです。時間を見つけては勉強していますが、知れば知るほど魅力が深まります。
今回は「珊瑚」についての記事でしたが、JUZUSUKE®の方翼である「アンティークビーズ」もひとつ紹介させてください。
珊瑚??
そうです。珊瑚繋がりでこちらのビーズ。実は「珊瑚」を真似て作られたガラスビーズなんです。
原産はボヘミア、1900年代初頭に制作されたアンティークのガラスビーズです。天然の珊瑚とは違った魅力がありますよね。なんか素朴ながらもしっかりと主張しているというか。個人的にも大好きなビーズのひとつです。
実は先日、大変状態の良いこちらのビーズを数粒手に入れることができました。JUZUのアクセントにも、チョーカーのトップにも、どちらでも合わせやすいサイズです。ご興味ある方は是非。お勧めです。
深海で何百年と言う時を経て、はるばる地上にやって来た珊瑚。
100年という時を経て、世界中を旅して来たガラスの珊瑚。
似てるようで全く異なる両者ですが、皆様はどちらがお好みですか?