この度、JUZUSUKE®の『ファッション雑貨』ラインとなる【 i-COLO by JUZUSUKE® 】がスタートしますのでお知らせさせていただきます。アイテムは不定期に発表。JUZUSUKE®のオンラインショップ・ポップアップショップ等でご紹介していきます。
i-COLO by JUZUSUKE® (アイコロ バイ ジュズスケ)
■CONCEPT
【 先人のデザイン × 現代アーティスト 】
2000年以上前より存在するガラスの玉【 とんぼ玉 】に込められたデザインをモチーフに取り入れる。アイテム毎に、古代から近世の間に数千種類と存在した実在の【 とんぼ玉 】を1種テーマに掲げ、時に様々なフィールドで活躍する現代アーティストを招待、一粒の玉を軸に過去と現代のアートをクロスオーバーさせる。
今回、i-COLOのアイテム第1弾を5月中旬に2アイテム発売します。まずは1点目のアイテム、ラグランをご紹介します。
i-COLO Vol.1 <Hippie "LOVE & BEADS" >ラグラン7分カットソー
■Bead Thema : Millefiori(ミルフィオリ)/ ヴェネチア産 / 1800年代後期〜1900年代初頭
■Art work : Rina taytu
■Price : ¥5,900 (tax in)
■Size : S - XL
■Color: 全2色(white × red , white × blue)
■Material : Cotton100% / 5.6オンス
やっぱり第一弾のテーマは「ミルフィオリ」(※)以外考えられませんでした。
そもそもアクセサリーブランド【 JUZUSUKE® 】のコンセプトである「天然石×アンティークビーズ」が誕生したのは「ミルフィオリ」との出会いがあったからこそです。
イラストのテーマですが、今回はあえてオリジナルの時代から半世紀経った60年代のヒッピーにスポットを当てました。実際に、ヒッピーもこのミリフィオリの美しさに魅了され、「LOVE BEADS」と呼び、実際に身を飾ったそうです。
人間の最も偉大な感情である「愛」と、人類が作り出した最高傑作のひとつと言っても決して過言ではないガラスの玉、いわゆる「ビーズ」との競演、これ以上にi-COLOのスタートを飾るのに相応しいテーマはありませんでした。
今回のイラストを描いてくれた沖縄在住のアーティスト「Rina_taytu」さん。今回の絵はすべて「鉛筆1本」で描かれているというから驚きです。「ヒッピーとミルフィオリ」そして「愛」をテーマに絵を依頼した時期、ちょうどRinaさんがご結婚されたタイミングだったというのも、これまた不思議な縁とタイミングでした。
ユニセックス・そしてジャンルレスで着用しやすいデザインに仕上がりました。女性はオーバーサイズで着てもすごく可愛いと思います。イラストをバックにしたのは、ネックレスやチョーカーが映えるようにと考えたらからです。是非、お気に入りのアクセサリーを身につけ、Hippie "LOVE & BEADS" ラグラン を着てもらえたら嬉しく思います。もちろんこのラグランに合わせた「ミルフィオリ」のチョーカーやネックレスもJUZUSUKE®にてご紹介していますので、是非ポップアップショップにご来店ください。
もう1アイテムは後日お知らします。お楽しみに!
RINA_taytu (Rina Akimoto)
沖縄在住
東京デザイナー学院コンピューターグラフィックス科卒業。
2001年より吉祥寺を拠点にSOHOグラフィックデザイナー、イラストレーターとして活動を開始する。2児の母。
グラフィックでは、国内外のアパレルブランドメーカーの版下製作を主体とし、
ロゴデザイン、テキスタイルデザインなど、様々なアパレルブランドメーカーのサポートを続けている。
ROLLING STONES,メジャーリーグボール〔NYヤンキース〕のウェアーのデザインを担当。
国内では若年層を中心に数々のブランドにデザインを供給している。
その他、都内を主にカフェやショップのトータルアートディレクションを担当。
イラストではエチオピアの民族。ブラックカルチャーに影響を受ける。
レゲエ、ソウルなどのアーティストのCDジャケットや、ポスター、フライヤー、タペストリーなども手掛けている。
主に色鉛筆で仕上げる。時々アクリル絵の具、オイル、オイルパステル、photoshopを上から使用して仕上げているものもある。
Rina_taytu
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Graduate of Computer Graphics at Tokyo Designer Gakuin College.
From 2001, based in Kichijoji, works as SOHO graphic designer and illustrator.
Mother of two.
Graphic design
Has worked nationally and internationally for apparel brands,
including creating layouts, logo design, textile design, as well as
being in charge of clothing apparel designs for The Rolling Stones and The New York Yankees.
List of clients
lalaplan [LOVEBOAT/LDS/LOVE GIRLS MARKET/Happy factoryLB-03/AGENT
GOLD81/Days of freedom]
Azul by moussy/RICH/whitetigger/weaver/spiral girl/ozoc/viva you/HEAVEN AND EARTH/c.ronson/
Within Japan, Rina has been creating designs mainly for young people's fashion brands, as well as taking the role of art director for shops and cafes.
Illustration
Inspired by Ethiopia and Afro-American culture.
Attracted to the raw and unrefined, Rina has created illustrations for CD cover jackets, posters, flyers and tapestries, mainly for reggae and soul artists.
Method
Illustrations usually drawn with colour pencils then touched up and finished with acrylics, oils, oil pastels as well as Photoshop.
※
◆ミルフィオリ / Millefiori について
「ミルフィオリ」はイタリア語で「千の花」という意味で、千の花々が咲き乱れたような美しい花柄モザイクビーズのことをいいます。1800年代~1900年代初頭にかけてヴェネチアのムラーノ島で数千種類に上る多種多様なデザインが作られ、主にアフリカ大陸に交易の目的で持ち込まれました。アフリカの人々の心を魅了した魅惑のビーズ「ミルフィオリ」はアフリカでは「チェチャッソー」と呼び、家宝や魔除けとして身につけられ、階級や年令、社会的な地位を示すためにも使われたようです。
1960年代に入るとアフリカでの各国が独立を始め、様々な事情から今度はアフリカからアメリカやヨーロッパへと逆輸入されるようになり、大変な人気になります。特にヒッピーの間では「LOVE BEADS」と呼ばれ平和のシンボルとされました。そしてネックレスなどのアクセサリーとして身につけられたそうです。現在では世界中にコレクターが存在し、入手困難なビーズも多数存在します。ヴェネチアの職人が魂を込めて作りだしたビーズは、アフリカの人々を魅了し、ヨーロッパやアメリカ、そして今なお世界中で人々の心を奪い、100年以上たった今も旅を続けています。
◆交易について
交易とは交換という意味で、世界各地に共通する通貨がまだなかった頃、人々は物々交換することにより、生活に必要なものを手に入れました。歴史的に見て、アフリカは世界の他の地域に資源を供給してきた地域でした。時代と共に内容は変わりましたが、金やダイヤモンドにエメラルドなどの地下資源、象牙や動物の毛皮、木材などの天然資源、ときには奴隷までもが交易の対象になっていました。こうした時代は20世紀初頭まで続きますが、奴隷制がなくなり、アフリカ各国が独立すると共に、交易にビーズが使われることはなくなりました。その後、アフリカに残ったビーズはAfrican trade beads(アフリカントレードビーズ)と呼ばれ、骨董的価値、あるいはアートとしての価値を持つようになり、アフリカからコレクター、ビーズ愛好者など世界中の人の手に渡るようになります。